2007年4月21日土曜日

湯沢の風評被害って?

2004年10月の中越地震では、湯沢にはほとんど被害はありませんでした。

ところが観光客は、7割ほど減ってしまい倒産するホテル旅館もでました。観光客は湯沢に次のようなイメージをもちました。

  • 「湯沢~新潟駅不通」とのニュースが流れ、東京から湯沢へ行けないと思いこみました。
  • 何となく新潟はどこも大変だというイメージをもち、「だから湯沢も」と思いこみました。
  • 新幹線の表示に、「新潟方面への旅行をお控えください。」とあり、湯沢行きも控えました。
湯沢町は、メディアによる風評被害に対し次の対策をとりました。
  • JRおよび日本道路公団に対してあやまりやすい情報の提供中止を訴えました。
  • 携帯電話やE-MAILなどで湯沢は安全だとの情報を流しました。
  • 各宿泊施設はダイレクトメールを配信しました。
  • 6000円の運賃を500円としたワンコインバスを運行しました。
  • 新幹線を半額料金にしました。
  • 旅館のおかみさん50人が東京で「湯沢は大丈夫」キャンペーンをしました。(メディアの逆利用です。)
風評被害については、わたし桑原政則も会員の観光情報学会の沖縄大会で、大峰山荘の岸野裕さんが報告をしました。観光地は日頃から風評被害対策を講じておく必要があります。

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4月 (21)